Azikazin Magic World

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Azikazin Magic World の 1st フルアルバム《Memory Overdrive》がリリースされました!!

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Azikazin Magic Worldの「Shining Portal」制作記 Part. 2

Azikazin Magic World의 “Shining Portal” 제작기 Part. 2

「Shining Portal」 Azikazin Magic World (2026)

 

第2弾へと戻ってまいりました、アジカジンマジックワールド(Azikazin Magic World)の出張編集部とVISLAエディター・Tontojangです。このコンテンツが何なのか気になっている方のために改めてご説明すると、去る1月末にリリースされたアジカジンマジックワールドのフルアルバム[Memory Overdrive]、その中でも世間から熱い注目を集めているゲームニメーションミュージックビデオ“Shining Portal”の制作過程を徹底的に掘り下げる時間です。お時間があれば、ぜひ「Azikazin Magic Worldの“Shining Portal” Making Part. 1」も合わせてご覧いただけると幸いです。

 

Part 2のトップバッター、Park Jihyeonのアトリエへ出発!
出張編集部
それではここで、改めて本格的に“Shining Portal”ミュージックビデオ制作のために集まったスタッフの皆さんに、順番にお話を伺っていきましょう。
イラストレーターPark Jihyeonのワークスペース

Park Jihyeon:韓国のイラストレーター。“Shining Portal”ではアートデベロップとして参加した。

 

出張編集部
イラストレーターのPark Jihyeonさんは、アジカジンマジックワールドのメンバー・KihoさんやSilica Gelとの仕事など、複数のコラボレーションを通じてご縁を深めてきたと伺っています。それでは、Jeong Hara監督とはどのようなご縁で結ばれたのでしょうか?
Park Jihyeon
2021年、卒業制作で溜まった疲労や倦怠感から抜け出し、新しいプロジェクトを一緒に進める仲間を探したい時期でした。そのとき思いついたのが、自分の好きな本のテキストを選んでアニメーションにしてみるスタディプロジェクトでした。それで一緒にやってくれる人を探すという投稿をInstagramに上げたところ、真っ先に連絡をくれたのがHaraでした。Haraとは知り合う数年前からSNSを通じてお互いの作品を見て、陰ながら応援し合う間柄だったので、連絡をもらったときは本当に嬉しかったのを覚えています。

 

その後、週に一度それぞれの作業物を紹介し合いフィードバックと応援を交わすスタディを約2年間続けるうちに、自然と仲が深まりました。今年までにアジカジンを含め、お互いに協力し合ったプロジェクトが4〜5本ほどになると思います。

 

 

Park Jihyeonの個人作品。
出張編集部
Jeong Hara監督とともに、作品に登場する小道具や背景などのアートデベロップを進められたと伺っています。特に作品の中で重要な意味を持つゴミ山の背景がありますよね。そのアート制作のプロセスについて、少しお話しいただけますか?
Park Jihyeon
ゴミ山は、作品のハイライトである戦闘シーンが繰り広げられる重要な背景でした。重要なシーンだけに、Hara監督がレイアウトと簡単な配色を施した初稿を渡してくれて、そこから私がカラーと背景のディテールを発展させるという形で協力しながら進めました。

 

制作途中段階のコンセプトイメージ。アウトメドンとオーバードライブフォームジュジュビの戦闘シーケンス
アウトメドンとオーバードライブフォームジュジュビの戦闘シーケンス

Park Jihyeon
このメインシーンをベースに、同じシーケンス内の他のカットのコンセプトアートも発展させることができました。作品で最も重要な出来事が起きる場面だったため、戦闘の悲壮感が十分に伝わるような配色をするにはどうすればよいか、特に多くの時間をかけて考えたと思います。
出張編集部
Kihoさんのお話によると、一枚のイラストにものすごく多くの手間をかける方だと伺いました。だからこそJeong Hara監督もアートデベロップというポジションにお誘いされたのでしょうね。それでは、“Shining Portal”の作品に登場するアートの中で、最も考えと手間を注ぎ込んだアートがあるとすれば何でしょうか?
Park Jihyeon
アートデベロップの工程の中で私がメインに担当したのはカラースクリプトで、レイアウトが決まったキーイメージを集めて、全体的な時間帯と情緒を伝えるためのカラーリングの初稿作業です。

 

制作されたカラースクリプトの一部
Park Jihyeon
全体の中から一つ挙げるとすれば、アウトメドンの登場シーンではないかと思います。前半でツラキッズの子どもたちの昼間の楽しい日常を見せた後、一気に危機のシーンへと転換する場面なので、時の流れに逆らわずに危機感と切なさを同時に伝えるにはどう配色すればいいかと悩みました。仕上げの段階までなかなか感覚が掴めなくて、Haraと相談しながら何度もバージョンを試した記憶があります。

 

 

次はSong Minjeongのアトリエへ出発!
出張編集部
今度は“Shining Portal”ミュージックビデオ制作のために集まった別のスタッフの方ともお話を伺っていきましょう。

 

コンポジターSong Minjeongのワークスペース

Song Minjeong:韓国のアニメーションコンポジター。“Shining Portal”では2Dコンポジターとして参加した。

 

出張編集部
はじめまして、コンポジターのSong Minjeongさん。今回“Shining Portal”にご参加されたご縁と、ミュージックビデオでどのようなパートを担当されたかについて、簡単にご説明いただけますか?
Song Minjeong
Hara監督とは大学の同期で、25年に監督と同じ会社に入社したことで再びご縁が繋がり、今回の“Shining Portal”プロジェクトに参加することになりました。“Shining Portal”の2Dアニメーションパートのコンポジターとして参加しました。

 

 

Song Minjeongが参加した「POPPIES PV 2026」、「이 별에必要な」
出張編集部
「コンポジター」という役割は、「監督」や「アニメーター」、「イラストレーター」といった役割に比べると、少し耳慣れないかもしれません。“Shining Portal”でのご自身の役割について、わかりやすく説明していただけますか?
Song Minjeong
国内のアニメーションスタジオでは通常2名程度しかいないポジションなので、馴染みがないのも無理はありません。2Dアニメーションコンポジターは、チームメンバーが作った作業物を集め、撮影と合成を担当する役割です。背景と作画(アニメーションソース)を自然に合わせることを基本に、シーンの場所・天気・状況など演出の意図に合わせてキャラクターのトーンを調整し、画面がより豊かに見えるようにエフェクトを加えます。また実際のカメラで撮影したような感覚を与える要素を加えることもあります。例えばDOF(被写界深度)、レンズフレア、色収差、ハンドヘルドで撮影したかのようなカメラの動きなどです。

 

また2Dアニメーションコンポジティングは実写VFXコンポジティングと異なり、ソースが2Dイメージであるため、各要素に立体感を作り出す作業が特に重要です。そして最後の仕上げを行うパートであるため、普段はそれほど忙しくはありませんが、プロジェクトの進行状況やスケジュールによって、締め切りが近づくにつれて短期集中で一気に燃え上がるような忙しさに見舞われることもあります。

 

 
出張編集部
コンポジターの役割についてお話を伺って、アニメーション作品においてコンポジターの力量が作品全体の完成度と仕上がりを左右するのだと感じます。それでは今回のミュージックビデオの中で、仕上げが特に難しかったシーンはありましたか?
Song Minjeong
主にデジタル画面が登場するカットが手間のかかるものが多かったです。デジタルスクリーンエフェクトやグリッチエフェクトが入ると、それらが浮いて見えないよう自然に合成しなければならないため、特に難しく感じました。また最初に作業した3番カットは時間がかかりました。最初のカットが全体の基準になるため、どのようなルックにするかについて悩むことが多かったと思います。ジュジュビの戦闘シーンも手間のかかるカットで、ハイライトの戦闘シーンだけに攻撃エフェクトや爆発エフェクトなど入れる要素が多く、大きな光源による明暗の変化にも気を配って作業したところのひとつでした。
 
 
 
 
さあ、いよいよ最後のメンバー、Lee Yejinの家へ出発!
出張編集部
今度は“Shining Portal”ミュージックビデオ制作のために集まった別のスタッフの方ともお話を伺っていきましょう。
アニメーターLee Yejinのワークスペース
Lee Yejin:韓国のアニメーター。“Shining Portal”ではFXアニメーターとして参加した。
 
出張編集部
はじめまして、アニメーターのLee Yejinさん。今回“Shining Portal”にご参加されたご縁と、ミュージックビデオでどのようなパートを担当されたかについて、簡単にご説明いただけますか?
Lee Yejin
Hara監督とは会社で出会い、ある日進行中のプロジェクトがあるとのことで作業物を見せていただきました。そのときアジカジンチームの作業と“Shining Portal”のビデオボードを初めて一緒に見たのですが、見た瞬間に「これは絶対にいける」という直感がありました。プロジェクト自体がとてもかっこよく見えて、参加するだけでも楽しそうだと思い、すぐにやりますと言いました。担当したパートはアウトメドンとジュジュビのハイライト戦闘シーンで、キャラクターとFXアニメーションを担当しました。
 
 
アニメーターLee Yejinの個人作品。
出張編集部
クレジット上ではFXアニメーターと表記されています。“Shining Portal”におけるFXアニメーションとは、正確にはどのようなものですか?
Lee Yejin
戦闘シーンに登場する視覚的なエフェクトを担当する作業でした。例えば攻撃エフェクトや風、エネルギーの流れといった要素をデザインし、アニメーションにする役割を担いました。
 
 
Lee Yejinが担当した戦闘シーンのFX。
出張編集部
セイレン:アウトメドンとMemory Overdriveフォームのジュジュビの戦闘シーン、そしてその二人を見守るカマジャヤのシーンは、圧倒的な迫力が見どころでした。短いシーンながらインパクトは絶大でしたね。その一瞬のシーンを準備するにあたって、何か考えたことがあればお聞かせください。
Lee Yejin
そのシーンでは二人のキャラクターが攻撃を打ち合った末に爆発へと展開するのですが、同じ「爆発」でも、両者の違いが感じられればいいなと思いました。そこで爆発のタイミングや色彩、煙の質感といった部分でそれぞれ異なる印象になるよう差をつけることを意識しました。短いシーンですが、作業しながら楽しく作れたシーンでした。
 
ふう、ついに最後の家ですね。もちろん出発!
出張編集部
今度は“Shining Portal”ミュージックビデオ制作に携わったアジカジンのメンバー、Song KihoLee Sungmoonにもお話を伺っていきましょう。
Azikazin Magic Worldのワークスペース

Azikazin Magic World:3Dシーンとゲームシーンを担当した。

 

出張編集部
最後に、“Shining Portal”で3Dシーンとゲームシーンを担当されたアジカジンチームに質問させていただきます。特に3Dシーンは、2Dの比重と比べてもかなりの分量があります。やはり制作はアジカジンの3DCG担当であるSungmoonさんがすべて対応されたのでしょうか?
Lee Sungmoon
ラフコンテをとても丁寧に仕上げていただいたので、あとは服を着せるだけで完成するような状態でした。命を吹き込む作業をしているような感覚でした。
 
 
 
 
Azikazin Magic Worldの3DアーティストLee Sungmoonの作品たち。
出張編集部
Jeong Hara監督は2Dの演出とともに、3Dシーン演出全般についても企画してくださいました。しかしラフコンテで制作された3Dシーンの演出を実際に表現するためには、背景・キャラクターモデリング・キャラクターアニメーション・FXなど多くの作業が必要だったと思いますが。
Lee Sungmoon
参考となるリファレンスが多いほど、ディテールを詰める上で大きな助けになります。何度も会議を重ねる中で積み上げたアイデアが豊富にあったため、背景制作やキャラクターのルックについての悩みはスムーズに解決できました。
 
 
 
出張編集部
アジカジンマジックワールドでは「ゲームニメーション」という名のもと、“Keeper’s Wish”や“Hotel Room”など、ゲーム文化からインスパイアされたアニメーションを作り続けてきましたよね。“Shining Portal”もまた、ジュジュビの「記憶」を媒介に育成と戦闘が展開されるゲームニメーションのように感じられます。
Song Kiho
“Shining Portal”で描かれたゲームは、本当に切ないです。たった数カットのゲームシーンでも、つなぎ合わせて見ると、深い悲しみが込み上げてきます。序盤のゲームシーンでは、ジュジュビがツラキッズと一緒に何気ない日常を過ごしながら大切な思い出を積み重ねているように見えます。そして後半のゲームシーンに入ると、ジュジュビとツラキッズが積み上げてきた思い出がセイレンを倒すために消費されているという事実に気づくことになります。そのコントラストが私には一番心に刺さりました。“Shining Portal”のゲームがいつか本当にエンディングのある本物のゲームになったら、必ずハッピーエンドにしてあげたいです。
 
 
 
 
もう行くところがない
Team Shining Portal in Azikazin Studio (2025)
出張編集部
これにて“Shining Portal”制作チームの皆さんとの短い時間が終わりました。最後に、スタッフ全員への質問です。この一年間、一緒にミュージックビデオを作ってきた中で、最も大切にしたい記憶があるとすれば、それは何ですか?
Jeong Hara
ミュージックビデオを制作しながら、みんなで何かを作るということがどれほど楽しいことか、改めて感じることができた。大人になるにつれて、子どもの頃のように純粋な気持ちで制作に向き合うエネルギーが薄れてしまうこともあるけれど、みんなが一つの作品に真剣に向き合い、どうすればもっとよくなるかを考え、積極的にフィードバックし合う姿が一番心に残っている。これからも生きていく中で、このとき感じたエネルギーと記憶を大切に抱きながら、楽しく作業し続けたい。
Jung Wonhee
最初にHaraからアニメーションを一緒に作ろうと言われたとき、久しぶりに本当にときめきました。
少しオタクっぽい表現になりますが……「止まっていた私の心の時計が再び動き出した」という感じでしょうか。いざ作業を始めてみると、Haraがすでに多くの部分を準備してくれていて、私はただ「はい、はい。最高です」と言うことしかできませんでした。一緒にいてくださった監督とチームメンバーの皆さんを本当に尊敬しています。素晴らしい方々の絵と音楽を、ただ眺めているだけでも楽しむことができて、よりいっそう楽しかった気がします。またアジカジンチームの素敵な企画に参加できたことが本当に光栄でした。一緒に作業できて心から感謝しています。
Kim Minju
やはり、多くの制作者たちと一緒に作業した記憶だと思います。一人で個人作業は続けていましたし仕事もしていますが、こうして別に集まって一緒に何かをするということは、そう頻繁にあることではないと感じました。それぞれ本業があり、空き時間にやっていた作業だったため、実際に全員が顔を合わせた時間は多くはありませんでしたが、お互いフィードバックを送り合ったり作業物を眺めたりする時間がよかったです。良いプロジェクトは良いご縁を残すもので、これで終わりではないという気もします。また次に会いましょう!
Park Jihyeon
制作を通じて、まるでツラキッズと同じ気持ちで、一緒に作業する仲間たちとの連帯感を少しでも感じることができて幸せでした。こんなふうにみんなで力を合わせて楽しい気持ちで作業する経験はそう多くはないから……また同じような機会があればぜひ掴みたいと思えるほど楽しかったです!完成した作品も、わずかながら関わったという事実が誇らしく思えるほど素晴らしい出来です。ファンとしての気持ちとクリエイターとしての気持ちが同時に湧いたプロジェクトは初めてでした。またみんなで集まって何かを作れたら嬉しいです。皆さんお疲れさまでした!
Lee Yejin
仕事を除いて、こうしてチームでアニメーションに取り組んだことがなかったのですが、良いものを作りたいという目標のもとに集まって何かを作るということがどれほど楽しいことか、実感できる経験でした。短いカットでの参加でしたが、その過程で皆さんと一緒にいてそれを見守ることができただけでも、楽しく、そして感謝の気持ちでいっぱいだったと監督・チームメンバー・アジカジンチームの皆さんに伝えたいです。
Song Minjeong
作業者への配慮が込められた制作の過程が、良い記憶として残ると思います。好奇心で飛び込んだのに最後まできちんと仕上げることができたのは、そういった配慮のおかげでした。慎重にこのプロジェクトを提案してくださったHara監督の姿と、私の作業案に対してとても真剣に投票してくださったアジカジンチームと作業者の皆さんの姿、互いのフィードバックから伝わってくる礼儀と作品への真摯さ。素敵なものを作る人たちは、どうしてご本人たちまで素敵なんだろう?これからもずっと長く一緒に仕事をしていきたいという気持ちになります。
アジカジン一同
2025年11月2日、引っ越したばかりのアジカジンの新しいスタジオに“Shining Portal”のチームメンバーを招いて[Memory Overdrive]を初めて聴いていただいたこと、そしてこっそりバースデーケーキを用意して監督をサプライズで驚かせたこと、その二つが一番の思い出です!楽しくて、幸せでした!!

Azikazin Magic Worldの“Shining Portal” Making, The End.

 

Editor | チャン・ジェヒョク
Special Thanks to Azikazin Magic World

* 本インタビューは2026年2月にVISLA Magazineを通じて発行されました。
** 本インタビューのAzikazin Magic Worldウェブサイトへの同時掲載をご許可いただいたVISLA MagazineとエディターのTontojangに心より感謝申し上げます。
*** インタビュー原文:’Azikazin Magic Worldの“Shining Portal” Making Part. 2′ https://visla.kr/feature/341677/

3件のコメント

  1. Icon
    도레핀 마을의 메카닉 애호가

    수고햇어요

  2. Icon
    도레핀 마을의 사랑스러운 관찰자

    우효효

  3. Icon
    도레핀 마을의 수수께끼를 몰고 다니는 관찰자

    こうやって私たちの元へ届いたんですね、素敵な作品をありがとうございます!

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アジカジンマジックワールド(Azikazin Magic World)は去る1月28日、初のフルアルバム[Memory Overdrive]をリリースした。13曲で重厚に構成されたアルバムは、ドラムンベース(DnB)、ジャージークラブ(Jersey Club)、ジャングル(Jungle)、ブレイクコア(Breakcore)など多彩なジャンルを自由自在に解体・再構築し、耳を楽しませてくれる。   アルバムリリースに先立ち、彼らのシグネチャーコンテンツとも言える「リズム*ポケット!」シリーズで先行公開された“Dorephin Shopping Center”、新たなドラムンベースパフォーマンス「Crazy DnB!」として公開された“END!”、そしてアジカジンの世界観をアニメーションで完成させた“Shining Portal”まで。メディアミックスクリエイティブグループと称される彼らのアイデンティティをさらに強固なものにしている。“delete”を除く全トラックに加えられたアニメーションは、今回のアルバムにどれほどの努力が注がれたかを物語っている。   とりわけ、一本の完成されたアニメーションとして公開された“Shining Portal”は、これまでアジカジンの世界観を追ってきた人にも、そうでない人にも、どこか切なくおだやかな感動を届けてくれる。村上隆風のグラフィックに加え、まるでデジモンが進化するように変身するジュジュビの姿、90年代末から2000年代初頭にかけてのゲーム画面フォーマット、フルティガー・エアロの清涼感あふれる色彩まで。彼らの映像にひたすら見入っていると、どこか満ち溢れるような、楽しいような感情が心の片隅からじんわりと湧き上がってくる。   ······.
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